ウマ娘 平成三強の気性難 イナリワン ストーリー 元ネタ解説

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ウマ娘育成ストーリー元ネタ解説、(ウマ娘に関連したりしなかったりの)競馬記事。育成方法とかお勧めSSRはよくわかりません。

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ウマ娘ストーリー(一覧)

江戸っ子ウマ娘「イナリワン」解説です。

 

下記はどれもイナリワン。

・ウマ娘アプリのプリティーイナリワン

・漫画シンデレラグレイのバトル漫画風イナリワン

・現実の競走馬、気性難イナリワン

モデル馬の現役時(戦績、気性難、平成(永世)三強一角 etc)からルーツ紹介と一応のウマ娘アプリストーリーへの反映理由を解説します。

 

こういった方にお勧めの内容。

競走馬時は知らない、馬券を買うけどウマ娘はそこまで…  大井は江戸ではない

 

ウマ娘 イナリワン キャラクター

 

<ウマ娘内キャラクター>

・プリティである

・言葉遣い若干粗暴、人情厚い、姉御肌

・小柄

・永世(平成)三強の一角

 

 

モデル馬から元ネタ、理由解説

馬齢は2000年改正表記にしています

プリティである

現実では気性難馬、多少江戸っ子にキャラ加味される。漫画(ウマ娘シンデレラグレイ)では登場する漫画を間違えている。リアルなバトル漫画枠。

 

言葉遣い若干粗暴、人情厚い、姉御肌

江戸っ子テンプレ。4歳まで地方競馬の大井所属、その後中央競馬に移籍した経緯。

タマモクロスから大井競馬場(品川区)は江戸ではないとは言われる。(タマモクロスも北海道生まれで半数の中央馬在籍する美浦トレセン。その辺りはご愛敬。)

 

小柄

現役時の馬体重が450kg前後の小柄馬

現時点(2022.7月)ウマ娘内で139cmは2番目に低い。ニシノフラワー135cm、スイープトウショウ139cm。

ただ450kg前後は相対的にもの凄く小さくはなく、キャラ付け、バランス理由補正を受けただけ。(主要ウマ娘身長、モデル馬体重はついては後半(目次にも記載)です。)

 

永世(平成)三強の一角

89~90年第2次競馬ブームを牽引した平成三強(オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワン)の一角。合計7回対戦(3頭揃い踏みは3回)。

ウマ娘内では永世三強呼び。

(平成(永世)三強については後半(目次にも記載)です。)

 

 

ウマ娘  ~クラシック期 ストーリー

 

ひとつ、人世に大井の名を轟かせ~

大井レース場を訪れたトレーナーがイナリワンの走りに惚れ込み、中央トレセンにスカウト。しかし今まで自分を育ててくれた大井への義理、後輩を引っ張っていく立場より断る。

 

その後、気になってトレセン学園を訪れたイナリ。

後のライバルになるオグリキャップ、スーパークリークの走りに心奪われ、トレーナーからその2人と対等に渡り合える言葉から心境変化。紆余曲折ありながらも、中央の強いウマ娘との対戦、世間に大井の名を知らしめるため移籍を決意する

(左からイナリ139cm オグリ167cm クリーク168cm)

 

目標レース

 

 

 

ふたつ、プリティ江戸っ子目指し~

クラシック級時期の目標レースは大井競馬場開催、

・ジャパンダートダービー5着以内

・東京大賞典1着

史実では勝利後に移籍だが、中央在籍の身で挑み、錦に花を飾る形。

 

<スタンス、パーソナリティ>

・「才能があったから大井から中央へ移籍できた」と思われていることは納得できていない(中央はエリートの揃う場所、地方(大井含む)は劣る表現のため)。

・口調が荒いだけで相手を挑発するようなことはしない。あくまでレースの対戦を喧嘩と表現しているだけ。

・姉御肌の性格から同室ツインターボも妹のように懐く(身長はツインターボ146cm、イナリワン139cm)。

・畳好き、畳職人の夢もあるプリティさ。アプリのイナリワンはプリティです、プリティダービーです。

 

非常な史実解説 (クラシック期)

 

大井競馬場の気性難

84年生まれの牡馬。 父ミルジョージ 母テイトヤシマ。

地方競馬、大井所属。生涯440~450kg台で走った小柄馬だが、パワーが強い・気性難・レースでもムラっ気・馬房でも蹴り癖が酷く怪我防止に畳を貼られまくる始末。別の世界ではグッドエンドを迎えた畳さん。

大井競馬所属時は8連勝→5連敗→地方馬の有馬記念「東京大賞典」(88年)に勝利

体調面、重馬場苦手とか理由があるにしてもムラの多い戦績。平幕力士にいそうな戦績。当時の東京大賞典、ダートで3000M設定はなかなかのいなせ具合。

5歳時(89年年明け)に中央競馬へ移籍

 

ウマ娘  シニア期 ストーリー

 

みっつ、魅せよう伝説を!

シニア級では史実の89年秋シーズンが主軸。他の永世(平成)三強、イオグリキャップ、スーパークリークとのレース

シニア期後半の目標レースは史実通り。

・毎日王冠 2着以内

・天皇賞秋 3着以内

・有馬記念 1着

 

非常な史実解説 (シニア期)

 

中央競馬へ移籍

 

中央移籍後は惨敗も2敗。ただ原因は力不足でなく気性難ゆえにレースで力を出せていない。内容は違うにしても、3歳時の前に行こうとしすぎて惨敗したメイケイエールと同じ性質。

 

そこで陣営は気性難デバッグツール武豊騎手を導入。するとGⅠの天皇賞(春)、宝塚記念を連勝

普段からメディア・ファンの影響を配慮、気の利いた言葉を発信している武豊騎手、イナリワンに対する印象への回答「怖い」

ウマ娘内でも上記2レース目標レースに含まれる。ただオグリ、クリークは不在(現実では2頭が休養期間で出走なし)。

 

89年秋シーズン 平成三強決戦

秋以降、武豊騎手はコンビのスーパークリーク休養から戻ったため柴田正人騎手が騎乗。

名勝負製造マシーン、GⅡ毎日王冠へ。オグリキャップと初対戦、お互い地方競馬からの移籍組。イナリワンは再候補から追い込み、直線でオグリとの壮絶な叩き合いの末、ハナ差2着に敗れる89年のベストレースによく挙げられる。

(ストーリーの目標順位が「2着以内」と中途半端なのは上記考慮。)

 

そしてスーパークリーク、オグリ、イナリ  平成三強とのGI対戦。しかし天皇賞秋6着、ジャパンカップ11着と惨敗。

 

ところが年末の有馬記念で後方から追い込んで1着。

ハイペース後方有利展開、オグリの疲労蓄積はあったものの前2走が嘘のような追い込み。

前年といい年の瀬に強い辺りいなせ。

 

平成三強の関係はウマ娘ストーリー、史実どちらでも主軸。

 

 

90年シーズン

 

この年は1勝もできず。怪我により宝塚記念4着を最後に引退。中央での全3勝が全てGI、ムラが強い。

引退式は1990年中山競馬場、有馬記念当日昼休みに行われた。同じく地方移籍組、昨年の自身と同じ天皇賞(秋)6着・ジャパンカップ11着惨敗し、もう終わった扱いの馬の引退レース同日。それはまた別のいなせなお話。

 

小さな体ながら、力強い追い込み、高い勝負根性を兼ね備える。中央芝、地方ダートそれぞれの天下を取った平成三強の一頭

気性難・ムラッ気・重馬場苦手・追い込み脚質で戦績が安定しにくい要因は多いが)ハマると徹底的に強いタイプの競走馬。

 

主要勝ち鞍

GⅠ  天皇賞春、宝塚記念、有馬記念(89年) ※東京大賞典(88年)

(レース名・グレードは当時準拠。東京大賞典は当時規定オープン、現規定ではGI 。)

 

アニメ版

 

1期に若干登場、ただ88年の有馬記念が元ネタイベントのため司会役(88年有馬記念はイナリ史実出走なし)。

 

平成三強について

 

イナリワン、オグリキャップ、スーパークリークの3頭。実力、人気面で第2次競馬ブームを牽引したライバル関係88~90年に3頭でGⅠ合計10勝。

 

 

三強の関連レースは下記7回

(その他)

単独参戦ではイナリワンが1989年の天皇賞春と宝塚記念、

 オグリキャップが1990年の安田記念と有馬記念、

 スーパークリークが1988年菊花賞に勝利

・タマモクロスは1988年(昭和63年)に引退しており含まれない、またイナリワンとの対戦のみない。ウマ娘内で4頭は同期に近い扱いだが、

 1984年生まれ:タマモクロス、イナリワン

 1985年生まれ:オグリキャップ、スーパークリーク

 

競馬をギャンブルからエンターテイメントに変えたエポック的時期

 

参考 モデル馬体格とウマ娘身長

基本的にはモデル馬の体重が反映されやすい。ただ下記補正がかかる。

(1)キャラ性を活かしたい型

(2)設定からバランスを取った型

(3)あまり深く考えていなかったのではないか型

 

ウマ娘身長設定、モデル馬体重

(競走馬がある程度成長した4歳秋の馬体重表記)

名前 ウマ娘     身長設定 (cm) モチーフ馬 4歳秋     馬体重 (kg)
ヒシアケボノ 180 566-582
スーパークリーク 168 514-524
オグリキャップ 167 490-498
キタサンブラック 162 538-538
オグリキャップ 167 490-498
サイレンススズカ 161 446-452
スペシャルウィーク 158 464-486
トウカイテイオー 150 460-472
ツインターボ 146 412-448
タマモクロス 140 448-452
イナリワン 139 444-448
スイープトウショウ 139 464-466
ニシノフラワー 135 432

(備考)

・イナリワンは中央所属の5歳秋時馬体重 (4歳秋は448-453kg)

・ツインターボは5歳秋時馬体重 (4歳秋は1戦のみのため)

 

イナリワンは(1)チャキチャキ娘感 (2)ライバルのオグリ、クリークとの体格差強調の中間。ただもう少し高くしても良かった感。

 

(1)トウカイテイオー、イナリワン、スイープトウショウ、ニシノフラワー等

テイオーの子供のような性格、小さいほうが走り・ダンスが映える。

(2)キタサンブラック等

アニメでテイオーに憧れる幼い姿で登場。憧れに対して大きすぎるので標準身長へ。

(1)(2)複合 サイレンススズカ、イナリワン等

スズカは主人公格、スペシャルウィークの憧れ、高めに補正。最速の機能美。

 

ウマ娘 シンデレラグレイ版

 

大切なお客様に重要なお知らせがあります。

 

週刊ヤングジャンプで連載中「ウマ娘シンデレラグレイ」。オグリキャップ主人公、笠松競馬から中央移籍、タマモクロスや他の平成三強らとのレースを描く。

めっちゃイナリワン怖い

リアルバトル漫画に出して遜色ない。プリティの次元でなく、もう完全に怖い。畳とか普通に蹴りそう。

他のウマ娘も全く女の子がしちゃいけない顔してくる。

元々の作風、メディアミックスだし、作者違うし、タイトルから「プリティー」外してるし。

 

下記は集英社、公式ホームページURLです。

ウマ娘 シンデレラグレイ

 

(2022年7月14日、 ヤングジャンプ33号時点では89年毎日王冠の途中)

 

ただ、コメディ要素の緩急があり、オススメです。なんだかんだでイナリワン含めてプリティ。基本的な世界観自体は同じなので違和感は少ないです。

 

 

まとめ

 

平成(永世)三強

・大井のヤバい(プリティ)やつ イナリワン

・笠松の生んだ怪物(田舎育ち、天然気味) オグリキャップ

・天才、武豊騎手を天才にした スーパークリーク

 

個性あふれる同時代のライバル相手に、地方のウマ娘が中央の祭りに乗り込み、花火を打ち上げるストーリー。

 

東京競馬場より、大井競馬場(品川区)の方が都会感あるのは気のせいやで。

 

 

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