ウマ娘 距離対応版エール ダイワスカーレット ストーリー元ネタ

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ウマ娘育成ストーリー元ネタ解説、(ウマ娘に関連したりしなかったりの)競馬記事。育成方法とかお勧めSSRはよくわかりません。

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ウマ娘ストーリー(一覧)

本記事は一番前に行きたい、距離が持ってしまったメイケイエールがモデル馬のダイワスカーレット解説です。

ウマ娘内では一応優等生キャラ。モデル馬(戦績、徐々に逃げ脚質転換、最強牝馬、同期ダービー牝馬ウオッカとの対決etc)のストーリーへの反映を解説します。

またウオッカの固有ストーリーとの対比になっているのも特徴。

 

ウマ娘 ダイワスカーレット キャラクター

 

<ウマ娘 キャラクター>

優等生を演じる

頑固、ワガママ、気性難。

1番にこだわる、努力は人一倍。

・ウオッカがライバル。

 

 

モデル馬から元ネタ、理由解説

 

優等生を演じる

現役時の競走成績。12戦8勝、2着4回。距離、競馬場、レベル問わず好走。当時は賢く好位置キープ、安定感抜群ダイワスカーレットの印象=優等生

 

頑固、ワガママ、気性難

1番にこだわる、努力は人一倍

上記セットで実際のダイワスカーレットは「他の馬より前で走りたい、抜かしたい」そういう思考。引退後に主戦の安藤勝己騎手がバラしました。賢くない、むしろ逆と。

22年現役馬、メイケイエールと同じ思考の持ち主

「とにかく先頭を走りたい」エールよりそれが表面に出にくかったのでバレなかった(エールが露骨すぎる)。

 

ウオッカがライバル

ともに牝馬で07年クラシック世代のライバル

レーススタイルは真逆、牡馬を倒していく、2頭の直接対決は07~08年の名勝負。直接対決はスカーレットの3勝2敗(どちらも1着でないレース除外すると2勝2敗)。1,2フィニッシュは3回。

ストーリーも対比、お互いの視点から見たライバル

 

ウマ娘 ウオッカ ストーリー元ネタ解説

(上記 ウオッカ記事 リンク)

 

そのためウマ娘内でも自然に目標レースが重なる。

 

目標レース   (黄色部分が直接対決)

時期 ダイワスカーレット ウオッカ
ジュニア メイクデビュー 出走 メイクデビュー 出走
ジュニア 阪神JF  ~5着
クラシック チューリップ賞 ~5着 チューリップ賞 ~5着
クラシック オークス ~5着 日本ダービー ~5着
クラシック 秋華賞 ~3着 秋華賞 ~3着
クラシック エリザベス女王杯  ~3着
クラシック 有馬記念 出走
シニア 大阪杯 ~3着 ヴィクトリアマイル ~3着
シニア 安田記念  ~3着
シニア 天皇賞秋 1着 天皇賞秋 1着
シニア 有馬記念 1着

 

ウマ娘  ~クラシック期 ストーリー

左:ウオッカ 右:スカーレット 

 

クラシック期前半

 

ウマ娘ダイワスカーレットのクラシック期目標レーストリプルティアラ路線の桜花賞、オークス、秋華賞(現実で走った牝(メス)馬三冠路線)。

+世代関係なしの最強牝馬決定戦、エリザベス女王杯。

 

前哨戦チューリップ賞とクラシック桜花賞ウオッカ直接対決

オークスで2人に分岐。ウオッカはまさかの牡(オス)馬三冠路線の日本ダービーに参戦。ダービーでのウオッカの走りの鮮烈が頭から離れないスカーレット。

 

ゲーム内の牡馬、牝馬の差を伝える難しさ

 

これはリリース前よりの難しい問題、モデル馬が牡(オス)馬、牝(メス)馬も関係なく「みんな女の子になってしまった」問題

問題も何もCygamesがそうしたんだから頑張れとしか言いようがない

頑張れぞい

 

どちらかといえばウオッカ側が描写に困る、牝馬が(かなわないと思われていた)牡馬ダービー挑戦の構図が曖昧になってしまうスカーレットストーリーでは常識破り、我が道を突き進む性格、距離適性(牝馬三冠の方が短く現実のウオッカ適性に近い)で描写。

リリースから1年以上経った「スイープトウショウ」ストーリーでトリプルティアラ出身組は劣る描写が追加。ただトリプルティアラ路線に半分NPCで牡馬モデル馬参戦は続く。

 

ちなみにウオッカストーリー側ではトリプルティアラ路線 → ダービーに出たのはウオッカが単に「路線」の意味を理解していなかっただけ…

 

クラシック期後半

 

牝馬クラシック路線最終戦の秋華賞(ウオッカと対戦)

・トリプルティアラ組最強決定戦のエリザベス女王杯(ウオッカは体調不良で直前回避)

 

年末にはウオッカが海外長期遠征で不在に。

部屋が同室のため1人になるスカーレット。(優等生を演じているがウオッカ、トレーナーには内面を見せる)路線が普通でないウオッカと通常路線を進むスカーレット。

明確な発言はないが母(スカーレットブーケ)への憧れ、母も史実では牝馬三冠路線全て出走。

 

史実解説 ~クラシック期ストーリー

馬齢は2000年改正表記にしています

良血馬として誕生

 

04年生まれの牝馬。アグネスタキオン、母スカーレットブーケ。

母は名牝。現役時重賞4勝、牝馬クラシックも全て5着以内。他産駒で半兄ダイワメジャー、1600~2000MのGI 5勝。

父はスカーレット現役時のトップ種牡馬。ウマ娘化もされており他人関係ではあるが特別扱い・気にかけている。

 

ウマ娘 アグネスタキオン ストーリー元ネタ解説  (リンク)

 

 

クラシック期 主要戦績

 

この頃のスカーレットは逃げることもありつつも、控えた前目の競馬が多くメイケイエールぶりを見せない優等生時代

 

チューリップ賞  (桜花賞前哨戦)

ウオッカと対戦。ウオッカが並びかけるのを待ち末脚勝負、2着に敗れる

桜花賞

このレースはウオッカ、アストンマーチャンと3強対決。

(スカーレット3番人気。3強に人気が集中しすぎて4番人気が34倍まで膨れ上がる、GⅠでここまで3強人気集中はほぼ見られない。頭数の少ない00年GⅡ阪神大賞典で4番人気65倍あり。テイエムオペラオー、ナリタトップロード、ラスカルスズカに人気集中。)

スカーレットはマーチャンすぐ後方(3番手)で競馬。マーチャンを早めに抜き去りウオッカが並びかける前に先頭へ、そのまま押し切り勝利。末脚勝負では分が悪いためロングスパート勝負に持ち込んだ。2着ウオッカ、7着はスタミナ切れのマーチャン。

スカーレットが前に行きたがるメイケイエール属性もあるが、安藤騎手の作戦と教育。

オークス

スカーレット、風邪(普通感冒)で直前回避

(ウオッカはダービーに向かい勝利)

秋華賞

逃げに近い形で先行、ウオッカらの追撃をしのぎ勝利。2着レインダンス、3着ウオッカ。オークスに出走していたら勝算も高く三冠牝馬可能性があった。

エリザベス女王杯

完全な1番手競馬、逃げ切りでの勝利。2着はアーモンドアイの母フサイチパンドラ、3着はウマ娘化されているスイープトウショウ。

(ウオッカは軽傷で当日朝回避表明。どこか似た者同士。)

有馬記念

初の牡馬対戦で2着健闘。2500Mにも対応。

(ウオッカは11着惨敗。スランプ気味の時期。)

 

ウマ娘  シニア期 ストーリー

 

大阪杯 恋愛ドラマではありません

 

大阪杯出走後、一旦日本に戻ってきたウオッカと会う。スカーレットと勝負をまたしたいことが理由と告げられる。

(史実のスカーレット大阪杯出走時とウオッカドバイ遠征帰り時期が重なるため)

決して海外行く都合いい理由使って会える、会えない恋愛描写ではありません。ちゃんと天皇賞秋で戦います。

 

天皇賞秋 ドゴーン

天皇賞秋、ウオッカとの対決。1着目標。

このレースが終わった後、今までこだわっていた1番の意味は何だったのか気づくスカーレット。答えはウオッカの走りと関連している。

 

有馬記念 恋愛アニメではありません

 

有馬記念でファン投票1位選出。ウオッカは再び海外遠征に行くため回避。ウオッカのいないレースでは負けられないと意気込む

スカーレットは海外見送りに行かない予定だったが、ウオッカが海外に行くのをやめたとトウカイテイオーから聞く。気持ちを揺さぶってやめる理由がわからない、急いで空港に向かうスカーレット…

決して空港という都合の良いシチュエーション使った安易な恋愛描写ではありません。

 

単発アニメ「YAWARA!Special ずっと君のことが…」(浦沢直樹漫連載に通常アニメ放映が連載に追いついたため一旦終了。本当の最終回の意味合い含めて作成。)の空港での柔と松田のシーンは名作。

 

史実解説 シニア期ストーリー

 

史実スカーレットの1番とは何だったのか

 

08年始動は産経大阪杯、GⅡ時代。

11頭中牝馬はスカーレットのみ、GⅠ馬3頭、後のGⅠ馬1頭、GⅠ連対経験馬3頭。メイショウサムソンなど豪華メンバー、ほぼGⅠ。

スカーレットが出した1番の答えは「ずっと1番目に走っていたらアタシは1番」。

要は逃げ。メイケイエール、サイレンススズカ、ツインターボと同じ結論になってしまう。しかし逃げ切るスカーレット。奇策でもノーマークでもない単勝2.0倍 1番人気に応える堂々の勝利

有馬記念時は5番人気、レース運びの器用な牝馬から現役トップクラスに印象が完全に変わったレース。

 

しかしレース後、管骨瘤(脚部の腫れ、熱、疝痛の症状が出る)で治療で休養へ。

 

ウオッカとの天皇賞秋

 

ダイワスカーレット不安要素だらけ。

怪我で半年休養明け、逃げ馬に厳しい東京2000M、レース前のテンションが高い、東京得意のウオッカ参戦、当年ダービー馬ディープスカイ参戦。(それでもウオッカに次ぐ2番人気)

スカーレットは逃げて1000M58.7秒、早めの通過。直線残り200M辺りでウオッカ、ディープスカイに捉えらえたと思ったらスカーレットがほぼ根性論で差し返し、ゴール時はほぼウオッカと同じ位置でゴール線通過

10分以上の写真判定、結果はウオッカ、2着スカーレット。僅か2センチ差、東京2000Mレコード。1年半前に桜花賞を争っていた牝馬同士が現役№1クラスに。

(もしスカーレットが1着であれば21年ぶり天皇賞秋逃げ切り勝利だった。2000Mの一線級が出てくる、コース体系から無理ゲー。約35年間経った現在(22年9月)も存在しない。)

 

有馬記念 「アタシが1番走り」の集大成

 

このレースは名レースであり迷レース。1番人気スカーレット、ウオッカは参戦なし。

このレースも逃げて1000M60秒を切るハイペース。しかしマイペースで逃がさないように各馬が順番にスカーレットのマークを交代

・カワカミプリンセス(1世代上のオークス、秋華賞馬)

・メイショウサムソン(日本ダービー等 GⅠ4勝)

・アサクサキングス(同期の菊花賞馬)

・スクリーンヒーロー(前走ジャパンC勝利)

 

前走でウオッカに差されたのが癇に障ったのか全馬をすり潰す、1番は絶対に渡さないスカーレット。マークした馬は崩れて逃げ切り1番、37年ぶりの牝馬による有馬記念制覇。

後方の最低人気馬アドマイヤモナークが2着になる追い込み有利展開(にしてしまった)。マークも示し合わせて交代しているのでなくスカーレットがすり潰した絶対王者のような貫録。

フジテレビ解説、伊崎脩五郎氏の超一流馬が勝つと人気薄が来る典型、並の一流馬は潰れてしまうのコメントが印象的。

「並の一流馬」表現は強さ尺度がよく掴めない言葉。

 

叶わなかった海外遠征

 

スカーレットにも2回、海外遠征の話はあった。

1回目は08年ドバイワールドカップ。前哨戦国内のフェブラリーS調教中に馬の馬から飛んできたウッドチップが右目に当たり負傷。遠征自体取りやめ。(アニメ版でもよく飛んできた芝等が目に当たり悶絶する)

2回目も09年ドバイワールドカップ。この調教中に屈腱炎を発症、引退となった。

 

主要勝ち鞍

GⅠ 桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯(07年) 有馬記念(08年)

(レース名・グレードは当時準拠)

 

補足 ウマ娘のチュートリアルキャラ

アプリをダウンロードするとダイワスカーレットを最初に育成することになる。ウマ娘でも1番を達成。

 

チュートリアルに選ばれるのは

・初心者にもわかりやすい育成、ストーリー

・知名度があるモデル馬

・奇抜なキャラ付けでないこと(エアシャカール、マチカネフクキタル辺りはまず選ばれない)

・一定程度時間がかかるゲーム内容のためユーザーが継続プレイするか重要な役割。ゲーム会社(Cygames)の命運を賭けたウマ娘

 

アニメ版

 

1,2期ともにチームスピカ所属(ウオッカも同じ)。レースは出ているようだがどの頃なのかは曖昧にしている。ウマ娘時空。

 

 

まとめ

 

自分が1番と思いつつ、ウオッカを認め、お互いを高め合う物語。

 

モデル馬はおそらくウオッカよりも1番で走ることに夢中な距離延長タイプのメイケイエール

 

しかし結果的にウオッカとの名対決、牡馬を倒していく最強牝馬は紛れもない事実。

 

 

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