本記事はウマ娘に許可面現実的、現ウマ娘と関係の深い実装候補馬を解説。
・「うまゆる」など露出多くなったシンボリクリスエス、タニノギムレット → 世代近いライバル必要
・アストンマーチャン → ウオッカ、ダイワスカーレットのライバル + If ストーリー
・ヤマニンゼファー → 史実ライバル + 親同士の関係からトウカイテイオーが絡むストーリー
そういった要素のある候補馬ピックアップ。年代別にライバル・実対戦・戦績・エピソード・血縁 etcから史実紹介。
現実線で許可が難しい競走馬(社台グループ系、クラブ馬主、金子真人HD)以外から)以外から選出。
83~99年 実装期待馬紹介は別記事にしています。
(別記事リンク)
期待競走馬 一覧 (00~11年)
(年はその馬が現表記で3歳を迎えるクラシック時)
00年 エイシンプレストン
国内では2歳GⅠ朝日杯勝利、マイルCS2着2回など。取り立てて大きな実績はない。後に香港競馬で覚醒、GⅠ3勝の香港魔王化。
1600M、2000Mどちらでも香港であれば問題なし。現在では普通だが、国内GⅠで通用しない馬でも適性があれば海外で通用することを露骨に示した魔王プレストン。
02年クイーンエリザベス2世Cで1着プレストン、2着アグネスデジタルの1,2決着。
また芸術点として主戦福永祐一騎手。天才福永洋一の息子。当時は(牝馬・馬の力に依存が大きい短距離GⅠは別として)牡馬クラシック・2000M以上では頼りにくい騎手。ダービーは人気馬で勝ちきれない、キングヘイローのダービーを制御しきれなかった印象。
しかしなぜか40歳を過ぎてダービー3勝、コントレイルで3冠など覚醒。時間をかけて実力を証明したエイシンプレストン、キングヘイロー属性。
エイシンプレストンは現在(22年10月)功労馬として過ごしている。エイシンフラッシュ同馬主。
希望枠にタップダンスシチー(クラブ馬)。
5歳秋以降の超晩成、ハイペース先行馬、GⅠ2勝、シンボリクリスエス・ファインモーション・ゼンノロブロイらのライバル。飛行機故障で滑り込み凱旋門賞出走もポイント高い。
ウマ娘内役割
同期アグネスデジタルのライバル枠。5回も香港遠征(内2回はデジタル同行)しているので同志、ウマ娘オタクと勘違いされる。香港競馬場がゲーム内にないので、行き詰る → 別の何かで覚醒する物語。
どこでも走れるおかしな競走馬
01年 ジャングルポケット
3歳時に日本ダービー、ジャパンC勝利。トニービン産駒らしく東京巧者、というかストライドが広くコーナリングが不器用。
しかし古馬(4歳時)に東京競馬場改修→苦手な中山競馬場で天皇賞秋、ジャパンC開催の不遇。同期アグネスタキオン、マンハッタンカフェには共に2戦2敗、東京競馬場以外で対戦。
産駒の得意競馬場はなぜか京都外回り。一応広い点では同じ。東京得意を色濃く引き継いだのはトーセンジョーダン(天皇賞秋1着、ジャパンカップ2着)。
元々フジキセキと同じ馬主だったが4歳時に社台グループへ変更。その後の権利関係は不明。
ジャングルポケットは21年に亡くなっている。
ウマ娘内役割
タキオン、カフェのライバル枠。シニア期は東京競馬場が使えない公式縛りプレイ。またトーセンジョーダンと波長が合う。
ライバルの部屋が怖い
02年 ヒシミラクル
シンボリクリスエス、タニノギムレットの同期、ただギムレット早期引退で対戦なし。
とにかくジリ脚、ズブい。だが菊花賞、天皇賞春はともかく2200M宝塚記念まで勝利。前哨戦ボロ負け → 超絶ロングスパート、騎手追いっぱなしのスタミナ勝負で本番勝利を繰り返す。
全盛期にはシンボリクリスエス、ナリタトップロードらと対戦。
ミラクルおじさんで有名
03年宝塚記念のヒシミラクルに1222万円購入する中年男性。ミラクル勝利、単勝16.3倍 → 1億9918万円払い戻し
。大金が購入されたため事前オッズは1番人気、最終的に6番人気。元の1222万円は2週間前の安田記念の馬券(アグネスデジタル1着単勝)。
父はサッカーボーイ。ステイヤー血統なのに気性が悪すぎてマイルで活躍、弾丸シュートと称される強烈な末脚。産駒は穏やかなステイヤーが多い。
現在(22年10月)は功労馬として過ごしている。
ウマ娘内役割
クリスエス、トップロードのライバル枠。穏やかな生活だが怒った顔は父親似(トップロードもサッカーボーイ産駒)。
父が怖い
03年 リンカーン
ゼンノロブロイ同期。GⅠ勝ちはないが2着3回、3着2回と能力は高い。
2着の内容に運がない、相手が化け物。
・03年 有馬記念:4コーナーで先頭に立つ競馬でゼンノロブロイに先着。しかしシンボリクリスエスに9馬身離された2着。(藤沢厩舎は先を見据えて限界仕上げが少ない、クリスエス引退レースだったのでうっかり究極仕上げしてしまう。)
・06年 天皇賞春:3コーナーから早め進出、後続に5馬身をつけてマヤノトップガンのレコード更新。と思っていたら追い込み馬ディープインパクトが4コーナー先頭にいる、3馬身以上離された2着。当時のレコード、3ハロン33.5、4ハロン推定44.9秒、3200M戦で出してはいけないタイム。ディープインパクト生涯最高のパフォーマンスに屈する。
12年に亡くなっている。
ウマ娘内役割
ゼンノロブロイらのライバル枠。クリスエスは目標というか畏怖の対象。
クリスエスが怖い
次点でスイープトウショウと対戦したアドマイヤグルーヴ(エアグルーヴ娘)。その2頭とエリザベス女王杯で対戦、2年連続2着、鬼脚に捉えられるオースミハルカ。
04年 ダイワメジャー
ダイワスカーレットの半兄、父サンデーサイレンス(スカーレット父はアグネスタキオン)。
皐月賞勝利、しかし喘鳴症で競争能力低下。競争能力が回復は非常に低い診断だったが手術。手術後にGⅠ5勝の完全復活。1600~2000M距離でGⅠ勝利。
主戦はスカーレットと同じ安藤勝己騎手、妹と違い若干ズブいので前に行くよう安藤騎手から追われていた印象。引退レース有馬記念でスカーレットと対決、2着スカーレット、3着ダイワメジャー。
現在(22年10月)も種牡馬として活躍中。
妹ダイワスカーレット
次点にスイープトウショウ同期、トウカイテイオー産駒の水色リボンの娘ヤマニンルシュクル(阪神JF勝利、秋華賞2着)。
ウマ娘内役割
復活系物語。妹スカーレットから鬱陶しがられ、タキオンからは冷たくされる不遇。
05年 ラインクラフト
桜花賞でシーザリオ(スペシャルウィーク産駒)と対決。鞍上が同じ福永騎手のためシーザリオは吉田稔騎手(名古屋競馬)騎乗、上手い騎手とは思うがなぜ起用されたか不明。桜花賞、ラインクラフト勝利。
距離適性からNHKマイルCに向かい勝利。その後の秋華賞は2着。
4歳時はスプリント~マイル路線で活躍していたが、現役中に天逝。シーザリオと同じように産駒が見たかった快速馬。
現在ウマ娘化がない05年世代。主役級が牡馬三冠ディープインパクト(金子真人HD)、牝馬シーザリオ(キャロットファーム)、ダートはカネヒキリ(金子真人HD)のため致し方ない。
ウマ娘内役割
夢の中で駆ける快速牝馬枠。その後の物語。
06年 メイショウサムソン、ドリームパスポート
メイショウサムソン
メイショウドトウ以来のメイショウ冠GⅠ馬。皐月賞、ダービー、天皇賞春・秋連覇。5歳時には凱旋門賞にも出走。
血統は地味で安価。他の良血馬の中で評価は低かった。オペラハウス産駒(テイエムオペラオーと同じ)。
大型な馬体、冬になると太り気味で成績が落ちる。
ドリームパスポート
皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着でサムソンのライバル。06年ジャパンCではディープインパクトの2着。
4歳以降は怪我で精彩を欠いたが、マイラーが多いフジキセキ産駒印象を一変させた馬。障害騎乗メインで平地競争騎乗の少ない高田潤騎手とコンビも有名。
4歳時に当時のサラブレッドセゾン馬に変更(買収)。セゾンカードのCMに出演。
現在(22年10月)サムソンは功労馬(フォスターホース)、ドリームパスポートは乗馬クラブに勤務。
ウマ娘内役割
この2頭自体がライバル。また1世代下ウオッカ、ダイワスカーレットのライバル枠。
サムソンはドトウ、オペラオーどちらとも接点。ドリームパスポートは父フジキセキ、叔父サッカーボーイ。
他に4歳で本格化したアドマイヤムーン、エルコンドルパサー産駒の菊花賞馬ソングオブウインド、ヨギボークッションCM出演のアドマイヤメイン(ダービー2着)など層の厚い06年世代。
07年 ベッラレイア
ウオッカ、ダイワスカーレットのライバルになりえた存在。3歳時GⅡフローラSで見せた末脚が強烈、残り200Mで絶望的な位置から差し切り勝ち。
次走オークスはウオッカ、ダイワスカーレット不在で1番人気もハナ差2着。他に秋華賞4着(京都内回り3ハロン32.9秒)、エリザベス女王杯3着など。
父は末脚勝負に弱かったナリタトップロード。なぜか現れた末脚自慢の代表産駒。祖父サッカーボーイの隔世遺伝。
現在(22年10月)も繁殖牝馬として存命。
レースが不器用なのは父トップロード譲り
ウマ娘内役割
打倒ウオッカ、スカーレット物語。トップロードのように怒った顔が怖いのか常に怖いかは不明。
07年世代はウオッカ、スカーレット含めてウマ娘化された競走馬の産駒が多い。牡馬は晩成、牝馬はスプリンターが活躍傾向。
有名牡馬
・スクリーンヒーロー:グラスワンダー産駒、ジャパンC勝利、産駒にモーリスら。
・ローレルゲレイロ:キングヘイロー産駒、高松宮記念、スプリンターズS勝利。
・ドリームジャーニー:オルフェーヴル全兄。宝塚、有馬記念勝利。
・フリオーソ:川崎競馬所属。中央ダート馬とGⅠ争い。スマートファルコンと対戦多い。
有名牝馬
・サンアディユ(アストンマーチャンのスプリンターズS2着)
・スリープレスナイト(マーチャン翌年の08スプリンターズSを勝利)
・クイーンスプマンテ(エリザベス女王杯、テイエムプリキュアと2頭大逃げでブエナビスタ撃破)
08年 ディープスカイ
NHKマイルC、ダービー勝利。08年天皇賞秋でウオッカ、ダイワスカーレットに僅差の3着。
父はスカーレットと同じアグネスタキオン。ウオッカの父タニノギムレットの1歳上。
初勝利まで6戦かかる、その後急激に成長しダービー馬へ。
現在(22年10月)、種牡馬を引退。功労馬(フォスターホース)として余生を過ごす。
ウマ娘内役割
打倒ウオッカ、スカーレット。タキオンもディープスカイにはただの優しい有能科学者。
スカーレットに激甘タキオン
09年 トランセンド
ノースヒルズは現在前例なしだが希望枠。
ダートGⅠ4勝(中央3勝、地方交流1勝)。11年ドバイワールドカップではヴィクトワールピサと1,2フィニッシュ。
全盛期はスマートファルコンと近く10年後半~11年。中央出走の多いトランセンド、地方巡業のファルコン。ファルコン全盛期に11年JBCクラシック(大井)で対戦。ハイペースで逃げるファルコンに1馬身差の2着まで詰め寄る名勝負。
またワンダーアキュートとGⅠで1着トランセンド2着アキュートあり。
現在(22年10月)も種牡馬として活躍中。
(牝馬クラシックのブエナビスタ、レッドディザイアは共にクラブ馬主。)
ウマ娘内役割
全盛期ファルコン、おばあちゃんでない頃のアキュートのライバル枠。
全盛期ファルコンと地方競馬でまともに勝負が成り立ったのはトランセンド、アキュートくらい。
赤鬼のように強いアイドル
10年 ペルーサ
ゼンノロブロイ産駒。素質の高さと出遅れ癖が有名。青葉賞のレースぶりからダービーは2番人気。しかし出遅れて6着(1着エイシンフラッシュ)。
秋はおなじみのように出遅れ続けて毎日王冠5着、天皇賞秋2着好走、ジャパンC5着。
有馬記念はまさかの普通にスタート、でも4着と微妙。
翌年の天皇賞秋は出遅れずに3着好走(1着トーセンジョーダン)。それ以降はパッとせず出遅れ代表馬をルーラーシップに奪われる。
よくわからない馬。東京2000M得意というよりはハイペース向き(好走時は逃げ馬シルポートが引っ張ったレース)。
種牡馬を経て、現在(22年10月)は馬術大会に出走中。
ウマ娘内役割
エイシンフラッシュ、トーセンジョーダンらのライバル枠。時間にルーズそうなのでフラッシュに怒られる。SSRゼンノロブロイ。
11年 トーセンラー
11年世代は現在ウマ娘化なし。オルフェーヴル、ウインバリアシオンともにクラブ馬主。
トーセンラーはマイルCS馬だが特にマイラーではない。極度の京都フェチ競走馬。
・マイルCS1着、天皇賞春2着。得意距離が不明。距離より京都適性。
・通算成績25戦4勝 2着5回 3着6回 4着以下10回
・京都競馬12戦4勝 2着3回 3着4回 4着以下2回
・新馬戦、きららぎ賞(オルフェーヴルに勝利)、京都記念、GⅠマイルCSの4勝。京都大賞典、京都金杯がないのは悔やまれる。
またウインバリアシオンほどではないがステイゴールド一族に弱い。
・オルフェーヴルに得意の京都で敗戦(菊花賞)。
・天皇賞春2着時の1着はフェノーメノ。
・ゴールドシップには3勝2敗。先着したのは全て京都。
現在(22年10月)は京都に想いを馳せながら種牡馬生活を送っている。
ウマ娘内役割
京都女子
22年10月 ウマ娘(ライバル)ストーリー
アストンマーチャン (ウオッカ、スカーレット)
史実では同期ウオッカ、ダイワスカーレットと桜花賞3強。スプリンターズSを3歳にして勝利する快速馬。
しかし現役の4歳春に早逝。
ウマ娘では2度目のスプリンターズSを走るマーチャンを描いた物語。隠しレースでウオッカらとも秋華賞、天皇賞秋で対決可能。確実に出るゲームを間違えた、不思議系儚さ少女マーチャン。泣きゲーシナリオと競馬が関わる傑作。
(別記事 リンク)
ヤマニンゼファー (トウカイテイオー他)
史実では1200,1600,2000Mの3階級GⅠに最も迫った競走馬。マイルの皇帝ニホンピロウイナー産駒。
ウマ娘では同期だが対戦のなかったトウカイテイオーと2000M(天皇賞秋)で対決を約束。同時期に活躍した皇帝シンボリルドルフとニホンピロウイナーの産駒同士が父・憧れを追いかける物語。ただしウマ娘ゼファーは喋りに”風”を比喩表現しすぎて何言ってるか不明、トレーナーが翻訳する風ポエマー物語。テイオーが絡むとマシになる。
(別記事 リンク)
ウマ娘化が現実的でない馬主
おそらく最も難しいのはクラブ馬主(馬主クラブ法人)。権利が複数。1頭単体で捉えずクラブ全体のイメージ、信頼性を考慮して許可を出しにくい。例外的に許可が出るクラブの可能性はあり。
社台グループ系単独保有、金子真人HDに関しては不明。
00年以降は中堅ブリーダー、個人馬主よりクラブ馬主活躍馬が増加傾向。22年天皇賞秋1,2着のイクイノックス、パンサラッサはどちらもクラブ馬主馬。
解説馬 別記事
下記は関連する競走馬(ウマ娘)の育成ストーリーへ反映(戦績、血統、エピソード 等)解説記事になります。
(別記事リンク)
まとめ
史実ライバル、世代の近い馬、血縁関係のあるウマ娘が増えることはストーリー充実。
既に実装されたアストンマーチャン、ヤマニンゼファー、コパノリッキーのストーリーは史実対戦、関係ウマ娘が不可欠な要素。
00~11年世代は90年代に比べて人数が少ないため、特にライバル馬は重要。
(83~99年 別記事)
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見て頂けることは幸いですが、何のメリットもないかなぁ…と思われます。