ウマ娘 闇は深い マチカネフクキタル ストーリー 元ネタ解説

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ウマ娘育成ストーリー元ネタ解説、(ウマ娘に関連したりしなかったりの)競馬記事。育成方法とかお勧めSSRはよくわかりません。

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ウマ娘ストーリー(一覧)

本記事はマチカネフクキタル解説です。

 

占い、開運、変な喋り方、ぶっ飛んだフクキタル、テンション高めのふざけ気味ストーリー。ただこのストーリーにはしれっと闇が深い描写を2つ入る特徴。闇について紹介、解説。

またモデル馬の史実(戦績、菊花賞馬、エピソードetc)からウマ娘ストーリーへの反映理由も解説。

 

ウマ娘 マチカネフクキタル キャラクター

 

<ウマ娘 キャラクター>

・占い、開運グッズに執着が強い

シラオキ様という神を信仰

・自己肯定感が低い

・喋り方が独特

 

モデル馬から元ネタ、理由解説

 

占い、開運グッズに執着が強い

完全に名前由来

ウマ娘内の設定では子供の頃に夢に出てきたシラオキ様のお告げ通りに駆けっこ出たら1着だった、また優秀な姉へのコンプレックスからか占い・開運グッズ依存が強まっている。

 

シラオキ様という神を信仰

モデル馬の先祖にあたる競走馬、名牝の名前。シラオキ系と称されるまで子孫に活躍馬を残す。ウマ娘では他にスペシャルウィーク、ウオッカが子孫になる(この2人は信仰していない、知らない可能性もある)。

 

自己肯定感が低い

モデル馬にはほぼ関係ないウマ娘設定占い・開運グッズへの依存、姉へのコンプレックスの悪循環。

 

喋り方が独特

完全なウマ娘設定。ハイテンションでどことなくリズミカル(ハッピーカムカム、福よ来い 等)。テンション高めのマチカネタンホイザ。マチカネ系統は喋り方独特の謎

 

ウマ娘 マチカネタンホイザ ストーリー元ネタ解説

(別記事リンク)

 

~クラシック期 ストーリー

 

ぶっ飛んだ出会い、性格

 

偶然、神社に来たレーナーをシラオキ様の御使いに認定、トレーナー契約をしてくるフクキタル。

占いや開運グッズで心を保つのはまだわかるが、ただ生き方自体が単純にぶっ飛び娘

・大した用事ないのに自宅ドア破壊してくる。

・集めた開運グッズがゴミの山。崩れてルームメイトを飲み込む(おそらくマチカネタンホイザ)。

目標レース選択(デビュー2戦目、シニア後半の2レース)がフクキタル占いでランダム決定する

・勝負服に招き猫を担ぐ、斤量なのかそれかポリエステル素材的リュックか不明。どっちにしても後続に邪魔。

・一緒に流星群見たい理由で勝手に無人島へ1泊させる。

 

目標レース

 

日本ダービー 

 

相変わらず占い厨だけど、日本ダービー出れるくらいの素質はある。

ただダービー出るのが怖いとのこと。理由は出走するスズカがフクちゃんにとってスズカは優秀な姉の10倍凄い、10倍お姉ちゃんらしい。勝手にスズカを呪い扱い。神社でその話するからスズカに呪い返しをしてるみたい。

呪い返し返しに怯えるフクちゃん

 

その後、偶然神社に居合わせたスズカと一緒にダービー願掛け。

 

97年クラシック組との関係

ただフクちゃんは浮いた存在ではなく周囲との関係は良好。特に同期クラシック97年組(スズカ、タイキシャトル、メジロドーベル、メジロブライト、シーキングパール)との関係は良好。

というか他のウマ娘個性が異様に濃い世代。同期が集まるとブレーキ役になるフクキタル。

 

サイレンススズカとイベント多いのも特徴。史実で4回対戦(2勝2敗)はウマ娘内最多。

同期、距離感がちょうど良い(おそらくフクちゃんはスズカにグイグイ行くが常識的な面はある、スズカは常識人そうで本来天然、そんなにフクちゃんの話も深く聞いてない、お互い気を遣わなくてすむ)。スズカの素が見れるのはフクちゃん相手かもしれない。

スズカからクリスマスプレゼントをもらうフク

 

菊花賞

 

菊花賞前には鬼門、距離が長すぎする(モデル馬も血統から菊花賞は不向きの評価)と怯える占い厨。

ただ好走(目標3着以内)するとおかしくなる、調子に乗り出すフク。

 

史実解説 ~クラシック期ストーリー

馬齢は2000年改正表記にしています

~日本ダービー迄

 

94年生まれの牡馬。父クリスタルグリッターズ、母アテナトウショウ。この父母の組み合わせは牧場期待の配合。

またストーリーで触れた通りシラオキ(1950年代の競走馬、名牝。この母系からスペシャルウィーク、ウオッカ、シスタートウショウなど誕生)の母経由子孫

マチカネフクキタルは96年にデビューするも気性難や裂蹄などによりクラシック路線に遅れる。

日本ダービー前哨戦のプリンシパルSでサイレンススズカのクビ差2着。当時は2着まで優先出走権がありダービーへ。

本番の97年ダービーはサニーブライアンが逃げきり勝利、フクキタルは7着。それでも差は2馬身程度、今後に期待の持てる走り。(ストーリーで恐れられたスズカは本格化前。能力の片鱗はあったが逃げ脚質自体が定まっていない時期。)

 

連勝で菊花賞へ

 

3歳秋さくらんぼS→神戸新聞杯→京都新聞杯を3連勝。神戸新聞杯では多少油断騎乗のあったスズカに最後方から追い込み約1馬身差の勝利

この頃、フクキタルは差し・追い込みに転換。

(走り方が頭を動かさない、位置が高め、全身の躍動感がない、ストライド・ピッチ走法どちらでもない謎の推進力。新幹線みたいに静かに迫ってくるからタイム以上に早く感じる末脚。)

本番、GⅠ菊花賞は父血統・母父トウショウボーイ血統の距離不安からトライアル2連勝なのに3番人気。

前半はスローペースに掛かり前に行くが、馬群内で落ち着かせる。最終直線の末脚で勝利。結果的にスローペースがスタミナ不安のあるフクキタルのスタミナ温存、得意の末脚勝負に持ち込めた運もあった。これがマチカネ冠名で唯一のGⅠ勝利。

 

シニア期 ストーリー

 

~宝塚記念迄

 

菊花賞で好走したら途端に調子こきだす。好運の申し子と言って調子こきだす。

金鯱賞前にスズカへ「スピードの向こう側見えました?私は雲の上まで見えました。天上人VSスピードスターですね。調子こきすぎの煽りをする。

史実と同じくスズカがチート化、けちょんけちょんにされる。※ほぼ負けイベント、勝つ可能性僅かにあり

マスコミから金鯱賞内容をボロクソ書かれる始末。

(助かる前提で)池に入水しようとするほど後悔フクちゃん。

反省して、世間に許してもらい、宝塚記念好走(目標3着以内)に意気込む。

 

ウマ娘 コパノリッキー ストーリー元ネタ解説

ちなみにコパノリッキーを師匠と尊敬。フクキタルよりは現実的で学問の沿った風水造詣。別記事リンク。

 

夏競馬~有馬記念

 

強制3択 函館記念,札幌記念,小倉記念

 

フクちゃんの目標レースランダム選択

函館記念:宝塚記念3着内の馬は出ない。ローテ1番きついし、ハンデ戦だし。

競走馬シラオキは函館記念前身の初代優勝馬 (1951年 開催は札幌競馬場)

札幌記念札幌記念は分かる。GⅠ馬も出る夏のスーパーGⅡ(22年もソダシ、スタコラサッサ等、計5頭のGⅠ馬登録)。レース前に少しだけ札幌、市の木であるライラックの話をする。

由来はおそらくラッキーライラック(19,20年のエリザベス女王杯等優勝)。ライラックは札幌記念3着、20年大阪杯のTwitter公式イラストでフクちゃん採用→ラッキーライラック優勝。

(元々GⅠ馬が集まるのは函館記念(当時8/20頃開催)だったが、97年に札幌記念を定量戦・レース時期入れ替わり、現在に至る。)

小倉記念ここも宝塚記念3着内が行くレースじゃないハンデ

戦。

 

有馬記念

ここまで幸運では来れなかった、支えてくれた人ために有馬記念を走ると言い出す占い厨

 

有馬記念レース直前に「トレーナーさん、ファンの皆さん、スズカさん、同期の仲間、死んじゃったお姉ちゃん、他にもたくさん。みんなの幸せのために。」と宣言してへ向かう。

…死んじゃったお姉ちゃん?死んでたの?

 

その話は流すかと思ってた。せめて中盤辺りには教えて、しれっと言いすぎるフク。占いは悲しみを乗り越える象徴?夢の中でシラオキ様がフクキタル似ているのはお姉さんとの無意識のつながり?

もうお姉さんと自分のためだけでいいから頑張れ!

 

史実では全兄が期待が大きい馬だったがデビュー前に脊椎異常が悪化のため、安楽死。同じ配合で期待されて生まれたのが弟のフクキタル。

ダービー時に「憧れたお姉ちゃん」と確かに過去形

 

それぞれの天寿

 

シニア級10月後半、スズカがフクキタルの元に訪れる

「幸せ」について話す2人。フクキタルは大事な人と長く過ごすために「長生きすこと」と答える。スズカは「一瞬でもスピードの向こう側を見ること」。そこで学園のチャイムが鳴り、別れる2人。

 

・現実のスズカは天皇賞秋で大逃げ、しかし途中で粉砕骨折、当日に安楽死処分が取られる。

・現実のフクキタルは余生を過ごす牧場で、お気に入りの場所に行き眠るように息を引き取る。天寿を全うした馬。

 

フクキタルのテンション高いけど、重たい要素があるシナリオ

 

史実解説 シニア期ストーリー

 

復帰戦の98年GⅡ金鯱賞では本格的したスズカに15馬身差返しを受ける6着2着馬にも約11馬身差のチート大逃げ、レコード。ストーリーと同じくけちょんけちょん。スズカのインパクトが強すぎてストーリーのように他馬が酷評されることはなかった。

 

フクキタルの古馬時期は裂蹄などの怪我に悩まされ順調さを欠く。99年に京都記念2着、産経大阪杯2着、宝塚記念5着が目立つくらい。

00年に引退。

 

主要勝ち鞍

GⅠ 菊花賞(97年) GⅡ 神戸新聞杯、京都新聞杯(97年)

(レース名・グレードは当時、馬齢は2000年改正表記にしています。 )

 

余生

 

種牡馬になるが目立った産駒は残せず。

その後は功労馬として余生を過ごす。

 

20年、26歳で亡くなる。

 

同じ牧場のマチカネタンホイザと仲良しだった。フクキタルがちょっかい出しても食事中以外は怒らないタンホイザ。

フクキタル功労馬時は優しい気性へ。甲府駅北口にのそっと展示される。あとフクキタルの周りの柵が低い、雑すぎる、誰でも作れるレベル。

 

アニメ版

 

1期、2期通して学園内で占い屋を開いてる。助手は巻き込まれた感のメイショウドトウ。2期でメジロパーマーの運命(パートナー、大逃げ)については的確に当てている。

 

まとめ

 

占い厨が支えてきてくれたみんなに福を返す物語

幸運を祈ることは悪いことではないけど、大切なのは自分自身の信念や生き方。

 

基本、コメディ多めのストーリー。ただ姉(兄)の話、スズカの話ので何とも言えない情緒になるお話。

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