ウマ娘 のんびり策士お嬢様 メジロブライト ストーリー元ネタ解説

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ウマ娘育成ストーリー元ネタ解説、(ウマ娘に関連したりしなかったりの)競馬記事。育成方法とかお勧めSSRはよくわかりません。

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ウマ娘ストーリー(一覧)

本記事はのんびりメジロウマ娘「メジロブライト」解説です。

モデル馬メジロブライト戦績、レーススタイル(ズブい追い込み)、エピソード等からウマ娘ストーリーへの反映解説。

メジロ家のんびりお嬢様、と見せかけて策士、異様な大局観、メジロ大河物語終盤の重要な役割になった疑問、理由の元ネタ解説になります。

 

こういった方にお勧めの内容。

・競走馬時は知らない

・馬券を買うけどウマ娘はそこまで…

・ほわぁ~

 

ウマ娘 メジロブライト  キャラクター

 

ウマ娘 キャラクター

・メジロ家お嬢様

・のんびり、おっとり、おおらか

・表面的な劣等感、プレッシャーは見受けにくい

・メジロライアンを慕う、メジロドーベルと同期であり同志

 

 

モデル馬から元ネタ、理由解説

 

メジロ家お嬢様

メジロ牧場生産馬、94年生まれの牡馬。

父はメジロブライト、母レールデユタン。母父はマルゼンスキー

 

のんびり、おっとり、おおらか

→ モデル馬が長距離実績(天皇賞春優勝等)がある一方、中距離では成績が落ちるステイヤー

代表的なズブいジリ脚(騎手が追ってからの反応が遅く、初速が遅い)競走馬。また新馬戦タイムが極端に遅い。 (レース内容 後述)

 

表面的な劣等感、プレッシャーは見受けにくい

→ ない訳ではないが、のんびり・おっとりした性格、精神的に強い方なので露見しにくい。

初期設定バッドステータス ドーベル、よく悩む・落ち込むエセパリピ パーマー、死亡フラグ連射するアルダンに比べたら問題ない。

 

ドーベル、ブライト

 

メジロライアンを慕う、メジロドーベル同期

史実でライアンは父親。またクラシック路線の惜敗成績が似ている。

ドーベルも父親ライアン。ともに94年生まれ、97年クラシック世代。ドーベルはモデル馬が牝馬。同志意識が高い。

 

メジロドーベル 元ネタ解説(リンク)

ウマ娘 男苦手の理由解説 メジロドーベル ストーリー 元ネタ

 

 

20秒でわかるメジロ家 相関図

 

 

 

ウマ娘  ~クラシック期 ストーリー

馬齢は2000年改正表記にしています

目標レース

 

 

育成ストーリー 新馬戦(試走トレーニング)

 

のんびりというかトロい、ブライト時空、天然

試走させると他トレーナーがドン引きするくらい遅い。ゴールしたことに気付いていないブライト。

・喜んでいると2時間程度そのまま時間経過。

・レースパドックにフランス人形持参してくる。

人形マキちゃん。名前は代表産駒マキハタサイボーグから。

 

伝説のお散歩 新馬戦(96年)

試走が遅かったのは調教タイムが遅いこと + 96年8月の函館芝1800M新馬戦が元ネタ。6頭立て、人気はダントツ最下位の単勝58.9倍。

勝ちタイムが芝2000M並の2分1秒台。200M毎ラップ13秒台が出ればペース緩むと言われる1800M戦で、14秒台5連発、ほぼ残り600Mの競馬。

 

ラップタイム推移

(同期でクラシック出走した2頭は参考、別レース。)

(備考) レース全体ラップ(通過点から次の通過点に最も早く到達したラップタイム)。終始逃げ切りでない限りは1頭のラップタイムでない。(サニーブライアンは終始逃げ切り1着)

 

ブライトの名誉、客観的に言えば

・ペースは全馬の動きで形成され、ブライトは合わせただけ(逃げ馬でもタイムアタックみたいな走りはしない)。

・新馬戦は教育面、馬群で我慢させる等の意味合いもあるためペースは遅くなりやすい。

・前が有利な超スローペース。このレースをブライトは不利な最後方から差し切り勝ち

・90年代まで2歳新馬戦で1800M以上の長い距離で走ることが少ない、今より短めの新馬戦が多い。97年クラシック出走馬で新馬戦1800M以上なのは上記表3頭だけ。他の新馬戦も現在より遅く騎手が今より慎重なレース運びをしていた傾向。

 

ただ、それにしても極端に遅いタイム。

タイムが遅すぎて他のトレーナーは(ウマ娘ブライトを)見放す。(当時でも遅い新馬戦勝ちブライトの認識は調教師間にもあった。)

 

ただ長くいい脚は使えるブライト

加速が遅い、ゴールまでに脚を余す、仕掛けるタイミングがわかっていない。

→ 加速ラグを考慮して早めに指示を出す、とりあえず課題だらけのジリ脚ウマ娘だが以前よりは格段にマシ。何とか模擬レース(史実では新馬戦)勝利

 

 

※しかしストーリーでは出会いから約1分50秒で仮トレーナー契約を申し出る快速ウマ娘

(カレンチャンの25秒超絶レコードあり。ただカレンチャンが子供の頃にトレーナーと会っていたアドバンテージ、参考記録。ブライトはトレーナーと一緒に枯葉を見ていただけ。)

97年組仲良し(ドーベル以外は変なのばっかり)

 

クラシック戦線 ストーリー 解説

新馬戦勝利後、課題だらけ(相変わらずのジリ脚、レースメイクなど)なのでレース経験回数を勧めるトレーナー。

2歳GⅠホープフルステークスに出たいブライトちゃん。

理由はマイペースでレーニングしたい、早くメジロ家に貢献したい。

実際の意図は成長過程で本気で走れない時期(脛に成長跡)、皐月賞と同じ舞台/中山2000Mを見据えたもの

 

史実

ソエで2ヶ月間休養→ラジオたんぱ杯3歳ステークス(現在のホープフルステークス前身名)勝利

(ソエ:管骨骨膜炎。管骨は人間だと脛位置に近い。骨が出来上がっていない若馬に多い症状。)

 

皐月賞

直線が短く先行勢を捉えきれないことが多い。バ群を捌くのが得意なウマ娘アドバイスを考えるトレーナー。

ただブライトちゃんは苦しんだウマ娘の意見が(同じ目線で考えられるので)適していると要望。

典型例、末脚を余したメジロライアンにトレーニング指導を依頼する流れになる。

ブライト、ライアンお姉様

史実

ブライトは後方待機、上がり最速で追い込むも4着。途中から先頭のサニーブライアンに1馬身程度届かず。

 

日本ダービー

ライアンは東京の直線が長く末脚発揮できると強気。ただトレーナーはレースメイクのできる逃げ・先行勢警戒。

→ライアン時ダービーを思い出すブライトちゃん。後続に脚を使わせつつ溜め逃げ・レース支配するアイネスフウジンにトレーニング依頼する流れ。

 

ブライトちゃんはホープフルステークス~ダービーまで明確な意思表示をしていない。それでも展開をつくり希望通りのレースプラン流れをつくる策士、レースメイク。

(クラシック期のライアンの悔しさ、敗北を幼い頃に見てきたこと、雪辱の想い。)

 

史実

サニーブライアンの溜め逃げに屈しブライトは3着。ついでにシルクジャスティスにも後ろから差される。

 

菊花賞

(史実もライアン産駒なので)中距離タイプと思われていたのでスタミナ強化。

今回のトレーニング指導は選ぶまでもなく、菊花賞でライアンに勝利、ゴリ押しステイヤー、ビシバシですわ、メジロ家エースのマックイーン

ライバルは幸運の申し子マチカネフクキタル。この頃の末脚は半端ない。

 

史実

レースがスローに流れ、キレの良い末脚を持つマチカネフクタル勝利。ブライトは3着。長くいい脚を使うブライトに不向きな展開。

 

似たもの親子  クラシック3戦史実成績

メジロ  ブライト メジロ  ライアン 備考
皐月賞 4 3 よく追い込むも短い直線で前目の馬を捉えられず。典型的なダービー馬の負け方(チケット、スペ、ギムレット、ドウデューズ等)
ダービー 3 2 後続のスタミナを削る典型的な強い逃げ馬に敗れる。追い込むも届かず。90年アイネスフウジン、97年サニーブライアン。
菊花賞 3 3 ブライトはスロー末脚勝負でマチカネフクキタルに敗れる。ライアンは3コーナーゴリ押しスパートモンスター(マックイーン)相手。

 

 

ウマ娘  シニア期 ストーリー

 

ここからメジロ家集大成ストーリー展開。

 

栄光のメジロ家風潮だったウマ娘内で現実的路線を盛り込む。(2011年に成績低迷でメジロ牧場は解散。)

ブライト時点でストーリー未実装は特殊成績のパーマーのみ。ラモーヌはウマ娘化自体が不明 (2022.9.6時点)。

 

ステイヤーズS

天皇賞春を見据えて日本最長距離のステイヤーズS(3600M)出走。

突然メジロ家おばあさまがGⅡレース観戦に来る

レース後に控室にも来るシーン。おばあさまがストーリー内にここまで絡むのは初。

 

菊花賞前からブライトが対応してしまうので中距離or長距離適性かみんな疑問にしていたが、おばあさまが言うには、

メジロ家の才能、歴史を呑み込める素質

中距離、長距離どちらも走れる

過去のメジロ家成功、失敗の歩みの血が宿っている

 

史実ブライト成績から考えると酷な役割

メジロ最後の大レース勝ち馬、ストーリー実装順番の兼ね合い。

 

史実

直線で他馬と全く違う次元の末脚、ブライト大差勝ち

またこの時から鞍上は河内洋騎手へ交代。メジロラモーヌ、ダイイチルビー、ニシノフラワー、3歳時オグリキャップなど差し・追い込み馬での活躍が多い。

 

おばあさまはメジロ家総帥北野ミヤ氏とマックイーンの祖父・天皇賞馬メジロアサマのどちらもモデル

またブライト3歳時の共同通信杯に北野ミヤ氏が調教師より招かれて6年ぶりの東京競馬場来場。91年天皇賞秋マックイーン降着から東京競馬場(歪な2000Mコース、降着裁定取消求める、ジャパンC・有馬記念出走拒否も示唆)に快く思わず来場を拒んでいた。

 

天皇賞(春)

このレースは1着絶対の目標

メジロ家で期待されていないと自覚していたブライトの悲願達成。落ちた枯葉の後に新芽が咲きブライトに春が来た。

(関西テレビ実況(杉本清) の「メジロ牧場に春」由来)

 

表面には出にくいがブライトにもメジロ家への劣等感あり

原因は幼い頃におばあさまより各ウマ娘へ、メジロのウマ娘は皆の憧れ・光の仔。それぞれの特性を活かして活躍するよう伝えれていた

マックイーン:スタミナ

ライアン:切れ味

アルダン:覚悟

パーマー:根性

ドーベル:心の強さ

ブライト:皆をよく見ておきなさい

 

おおらかな性格と素質からあらゆる特性を受け入れることができるため伝えた。多分ハンターxハンターの特質系的な類。

でも幼いブライトにそれだけ伝えると言葉足らずで酷。本人はメジロのお荷物と思っていた。

 

 

また、天皇賞春前には偶然マルゼンスキー(史実の母父)より、文献での若い頃メジロ家おばあさまに雰囲気・性格が似ているらしいと知ると嬉しくて涙。

それほどおばあさま、メジロ家を大切にしている。なのに「皆をよく見ておきなさい」理由伝えるのが遅い(ステイヤーズSの後)。

 

マルゼンとビジュアル似てる

 

史実

前年有馬記念馬・前走阪神大賞典でブライトにハナ差2着。同期シルクジャスティスと一騎打ちムード

普段より前目、5番手辺りにブライト。直線で一瞬ジャスティスと並ぶもブライトが突き放し勝利。メジロ牧場最後の天皇賞制覇。

ジャスティスは伸びず4着。2着は(理解不能)ジリ脚馬ステイゴールド。

 

ブライトは史実成績だけ見るとステイヤー。

父ライアンは中距離馬だが、天皇賞春バフ血統マルゼンスキー影響。他に孫世代はスペシャルウィーク(その時の2着ブライト)、ライスシャワー2勝。

 

メジロ家 スピード化問題 会議

 

おばあさま、メジロウマ娘全員集合で行われた会議

・レースがスピード化、スピード重視。

・メジロ家の重視していたスタミナ、長距離、天皇賞春の価値観から中距離重視へ移り変わり。

・代表はスペシャルウィーク、マーベラスサンデー、流れを顕著にしたのはフジキセキ(サンデーサイレンス時代)。

 

今後のメジロ家がどうしていくか議論

なぜかブライトのトレーナーだけ呼ばれる。

 

結果的に現実はスピード血統も導入したが低迷、2011年解散。メジロ牧場解散の流れををウマ娘内で描写した初めての描写

 

そして中距離戦に挑むブライト。

最大のライバルはスピード化・中距離・サンデー産駒の中でも当時の異質な存在サイレンススズカ。競馬を常に全速力タイムアタックレースと勘違い、その理論を具体化した稀有な例。

スピードスター VS メジロ家のんびり策士お嬢様

もはや97~98世代固定ライバル枠。「YSS(やっぱりスズカさんはすごい」「またスズカか」ではなく「どう絡ませるか」枠。

ウマ娘キャラ史実対戦はマチカネフクキタル4回に次ぐブライト3回(2位)。ただしフクキタルはGⅠは1戦のみ。ブライトは全てGⅠ対戦。

 

 

目標レースには含まれていないが宝塚記念からスズカと対戦が可能

 

史実は宝塚記念出走

ブライトは珍しくレース前に興奮。ゲート内で立ち上がり外枠出走処置。レースは後退してきた馬に押し出されて進路を失いレースにならず、ブライト11着

サイレンススズカが1着。2着に(虚偽申告)ジリ脚馬ステイゴールド。

 

天皇賞(秋)

ストーリー上は完全本格化のスズカと対戦

目標3着以内の温情。

 

史実

史実ではレース中に故障したスズカを回避したロスもありブライト5着

オフサイドトラップ1着。2着に(手抜きしたがり)ジリ脚馬ステイゴールド。

 

有馬記念

 

1着目標レース。

エアグルーヴ+98年世代トップ勢が全員出走の嫌がらせ(スペシャルウィーク、セイウンスカイ、グラスワンダー、エルコンドルパサー他)

逃げるわ、末脚鋭いわ、中団からでも速い脚使うウマ娘勢揃い。

 

表彰台では「ここに立てたのはメジロ家に憧れ、栄光・挫折を一番後ろで見てきたから。」メジロ家集大成コメント。

 

史実

史実有馬記念は98世代はグラスワンダー、セイウンスカイ、エモシオン等。これにスペ、エルコンドルパサーも出てきたら地獄。

レースでブライトは後方から上がり最速で追い込むも1着グラスに半馬身届かずブライト2着

3着は(後に種牡馬にしてメジロ血統に大きく関係する)ジリ脚馬ステイゴールド。

 

最長距離 メジロブライトステークス

 

バレンタインステークス

飛行機で連れていかれてカカオの樹を原料ごと渡す天然おっとりお嬢様。と思ってたら「50年間実が成り、気候・気温・2人の想い出で毎年味が変わる」とぬかしおる。

多分インドネシア。

 

クリスマスカップ

クリスマスプレゼントをくれとぬかしおる。用意してないと答えたらほしいのは「トレーナーさまの”この先”ですわ」ぬかしおる。

 

メジロ家がよくやる手口。

のんびり屋だが、長い恋愛末脚を使えるウマ娘

 

 

珍しいグッドエンド

 

その後のブライトは好成績を残すも惜敗も多い。理由はレース高速化が著しいこと。ブライトの長所、長い脚・スタミナが活かしきれない。

実際のメジロ牧場解散への流れ

 

でもブライトが本当に気にしているのは10年、20年もっと先。

この娘の正体はのんびりでも策士でもなく大局観

 

現在のレース体系へ悔しがるトレーナーに「どうなろうとも100年後勝っているのは私たち」ぬかしおる。

 

主要勝ち鞍

GⅠ 天皇賞春(98年)

(レース名・グレードは当時準拠)

 

メジロ牧場

 

スピード血統、他の血も入れたが時代の波には勝てず低迷。2011年メジロ牧場は解散

メジロ牧場が元々ステイヤー優先、大手生産牧場はハード面は一新しにくいため時代変化・運にも左右される。

(荻伏牧場、カントリー牧場、西山牧場、早田牧場などメジロ牧場より歴史の長い非社台系牧場の近年解散も多い。下河辺牧場、三嶋牧場辺りは稀。)

 

ただブライトの言う通り、ドリームジャーニー・オルフェーヴル・ゴールドシップ(父ステイゴールド、母父マックイーン)、グローリーヴェイズ(メジロライアン、ラモーヌのひ孫)など母系として現在も残っているメジロ

 

100年先を見据える大局観 

 

 

アニメ版

出番なし

(98~99年史実の1期時にウマ娘化されていなかった)

その代わりアプリのメインストーリー最終章  前編でスペシャルウィークのライバルとして登場、いい役をもらえる。

 

 

まとめ

 

メジロの栄光、解散を意識したメジロ家大河風物語

 

ブライトのトレーナー好意はだいたい「メジロのため」感をつけ加える。

おそらくメジロウマ娘勢がガッツリ確保しようとするのは牧場存続の想いが無意識で高い。新しく、優秀な人材・遺伝子を望んでいるから。

 

特にブライトはどこか知っている節。

転生記憶強めウマ娘新ノミネート。(他にエアシャカール、サイレンススズカ等)

 

 

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